
趣味の車いじりをするインナーガレージで、真冬の寒い中でも真夏の暑い中でも快適に過ごすためガイナを塗ってくださいました。
家の新築に際し、趣味の車いじりをするためにインナーガレージを設置しました。工期と予算の関係から、ガレージは石こう ボード仕上げのままの引渡しとしたので、DIYで仕上げようと思い塗料の算段をしていました。真冬の寒い中、真夏の暑い中でも快適にすごそうと思い、ガイナを塗ることとしました。
最初は簡単に考えていたのですが、吹き抜けがありとにかく広い面積を塗らないといけないことと、いろいろな荷物を移動させる場所がないため、徐々によけながら段階的に塗っていくこととなったため、土日等の限られた時間で2カ月くらい要してしまいました。
それでもなんとか梅雨が本格化する前に終えることができました。特に、荷物の移動はやはりちゃんとしてからの方が良く、塗料が垂れてついてしまうなど後で後悔することに。

● 下地処理
下地処理が大事ということで、パテによる目地のふさぎ、カチオンシーラーを2回塗りで念入りに行いました。しかし、パテの盛り方がうまくなく、結構盛り上がってしまってしまい、だいぶペーパで削ったのですが、大量の粉塵に耐えられず適当なところでやめたため、後の仕上がりに影響しました。
●ガイナ塗布
ガイナは基本的に三回塗りで仕上げることとし、最終的に14kgを3缶使いました。水は1.5リットル入れ、インパクトレンチに取り付けた撹拌機で混ぜてみたところ意外と柔らく、スムーズに撹拌できました。

バケットに移しローラーで塗り始めましたが、それなりに流動性が高く塗りやすいのですが、天井塗りでは結構液垂れがすごくて、あちこちに飛び散るし、体にもかかり大変な状況に。(高所作業はアクロバチック。腕を上げ続けるので筋肉痛になります)
また最初に使っていたローラーがいまいちで、途中で粘度の高い塗料用のローラーに替えたところ、仕上がりが綺麗になったので、道具は大事ですね。

なお、目地のパテ盛り部分のパテのグレー色が少し透けてしまっていたので、目地部分はさらに塗り重ねて仕上げました。先にも書いたように、パテ仕上げが盛り上がっており、ガイナを重ね塗りしても段差が埋まらず、照明の加減では目立ってしまい残念なことに。下地仕上げの大事さを思い知りました。

●リシン面にガイナ塗布
少し塗料が余ったこともあり、床面から少し立ち上がってい部分にリシン仕上げのコンクリ面があったので、そこも仕上げることにしました。

相談させていただき、下塗りでフィラー/シーラーを塗ることで、ある程度リシンのデコボコが消え、その上にガイナを塗ることでいい感じの仕上がりになりました。


●完成!
細かいところは目をつぶれば、ガイナそのものは塗りやすく、初めての本格的なDIY塗装でもなんとか綺麗に仕上げられたと思います。
塗布後の壁面を触ってみると明らかに温度が低くなっており、エアコン入れると効きも良くなっています。ただ保温性が高くなったことで、西日を受ける大きなシャッターからの暑さと、駐車直後の車の暑さを保温してしまうことに気づき、換気含めて対策試しています。逆に冬は良さそうなので、期待です。色々メールでのサポートありがとうございました。
(レノヴァより:おっしゃるとおりなんです! 冬の暖房効果があがる、というのは保温効果があがるということなので、開口部から入って来た熱や室内の熱は逃げにくくなります。佐藤さんは完全に仕組みをご理解くださっているご様子ですので、どうかベストな対策を立ててください! ありがとうございました!!)
